生まれてすぐの赤ちゃんは「吸啜反応」(きゅうてつはんのう)
といって、ママの乳頭に自然に吸い付く能力があります。

でもママ自身の乳頭や乳輪部が硬いと、赤ちゃんはうまく
吸い付けません。

母乳育児を成功させる為には妊娠中から乳頭や乳輪部を
マッサージしておき、赤ちゃんが吸いやすい弾力性の
ある乳房に変えて行くことがポイントとなります。

また、長い間下着に保護されてきた乳頭を、赤ちゃんの
強い吸引に耐えられるように強くし、傷ができにくくする
効果もあります。

乳頭の先には数個から数十個の乳口(乳管の出口)
がありますが、妊娠中は細菌の侵入を防ぐためにふさがった
状態になっています。

母乳育児のマッサージはこの栓を取り除いて、乳管の出口を
開放する役目を果たします。

妊娠中に乳管を開けておくと、驚く程に産後の授乳が
スムーズにいくので、是非実践して欲しいものです。

母乳を出す方法│乳頭部のマッサージのやり方

現在このマッサージを行ってくれる産院も増えていると
思いますが、通常安定期に入る妊娠20週ごろから
助産師さんの指導のもとに開始します。

手順その1
片手で乳房を支え、反対側の親指と人差し指で乳輪部の
まわりから大きくつまむように押さえます。
乳輪部をつまんでいる指を少しずつずらしながら、全体的に
マッサージします。

手順その2
乳輪周辺がやわらかくほぐれてきたら、乳頭の側に押し出す
様にもみほぐします。こうすると、乳管のつまりが
取れ、開通して分泌液が出てくるようになります。

そのままにしておくと分泌液がかさぶたの様に乳口に
こびりつく事があるので、入浴時など皮膚がやわらかく
なっている時に洗い流しておきましょう。

手順その3
全体がもみほぐせたら、乳頭をつまみ、引っ張ります。
伸びのいい乳頭は赤ちゃんが吸いつきやすいです。
やわらかくなった乳頭は乳輪部の根元から3センチ近く
伸びたりします。

1日に1~2回程度、清潔な手指で、皮膚に傷をつけないよう
に優しく行ってください。

乳頭の先だけを刺激しているとおなかが張りやすく
なるので、乳輪部も含めてしっかりマッサージします。

マッサージの他に乳頭の日光浴もおすすめです。
天気の良い日に、部屋に日差しが差し込むように窓や
障子を開け、乳頭や乳輪部を直射日光に当てます。

妊娠24週ごろから、3日に一度、1回15分くらいを目安
に行うといいでしょう。