母乳の製造工場「乳腺葉」で血液が母乳に変わる

ママの母乳は医学的に「乳汁」といい、その原料は母親の血液です。
その為、母乳は「白い血液」と呼ばれる事もありますが、
一体、ママの血液はどうやって白い母乳に変わっているのでしょうか?

女性の乳房を山に例えると、そのふもとには「乳腺葉」(にゅうせんよう)
と呼ばれる母乳を作り出す工場があります。
乳腺葉は20~40個の「小葉」に枝分かれしていて、小葉はさらに
10個~100個の「乳腺胞」がぶどうの房のように連なって構成されてます。

母乳というものは
何百もある小さな「乳腺胞」の中でそれぞれ数滴ずつ製造されたものが
集まっているのです。

母乳の分泌に大きく関わるのは、赤ちゃんの吸い方と女性ホルモン

こうのようにママが普段から食べているものなどが、血液として
乳腺葉に運ばれ、白い乳汁(母乳)に変わります。

乳房のふもとから頂上(乳口)に向かっていくつもの道(乳管)が
あり、、8合目あたりに「乳管洞」と呼ばれる母乳の貯水池があります。

場所は丁度乳輪部の下あたりです。赤ちゃんはこの乳管洞を
あごと舌を使って圧迫しながら母乳を飲みます。

赤ちゃんが乳頭を吸うと、その刺激がママの脊髄を通り
脳下垂体に伝えられます。脳下垂体が信号をキャッチすると
母乳の分泌を促すホルモン「プロラクチン」が分泌され
工場である、乳腺胞に「おちちを作りなさい」と働きかけ
ます。

それと同時に、脳下垂体から「射乳ホルモン」と呼ばれる
「オキシトシン」も分泌され、母乳(乳汁)をしぼりだす役目を
果たします。

プロラクチンとオキシトシン、この2つのホルモンの働き
が噛み合って、母乳が出る仕組みが完成されるのです。

ただし、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ上手に
母乳を吸えません。赤ちゃんが母乳を吸わないと、これらの
ホルモンも分泌されないので、

たとえ出なくても最初は吸わせ続ける事が大切です。

そして少しでも赤ちゃんが吸いやすい様に、事前にママが
乳頭を柔らかくしてあげる必要もあるでしょう。